【ライブレポ】はちみつロケット 兵庫・大阪 なぜなら彼もまた特別な存在だからです 2018年3月3日・4日
兵庫・あまがさきキューズモールで開催されたはちみつロケットデビューシングル&2ndシングルリリースイベント、大阪・万博記念公園で開催された「それ、テレビ大阪やろ。EXPO」を見てきました
だいぶ期間空いたけど、途中まで下書きしてたので今更ですが投下します
はちロケを見るのは恐らく昨年夏のSIFぶり
このブログではちロケについて書くときは何かいつも文句ばかりな気がします
そんなはちロケもようやくポニーキャニオンからメジャーデビュー
感慨深いものがあるようなないような
まずは3月3日のリリイベから
大阪でたこやきレインボーのライブがあったので1部だけ見ました
ハニートランポリン
バカイズム
走れ!
おかしなわたしとはちみつのきみ
あまり期待してませんでしたが...
結構ええやん!
いやほんとに結構いいよ
5曲中4曲がメジャーシングルからで「恋メラ」や「お願いメテロティス」はやらなかったけど、どの曲もかなりの完成度
特に「おかしなわたしとはちみつのきみ」「ハニートランポリン」「バカイズム 」が同じシングルに収録されているというんだから恐ろしい
全てのスタダアイドルのシングルCDの中で歴代1位候補にしてもいいくらい
話は逸れますが、ちょっと前に出たチームしゃちほこの「JUMP MAN」も表題曲は若干弱いけど、歴代10位に入れていいくらい良かったですよ
もっと話が逸れますが、昨日発売された桜エビ〜ずのアルバム曲「みしてかしてさわらして」もかなり良い
今年のスタダ調子良いね
とっちらかって来たのではちロケに話を戻します
「おかしなわたしとはちみつのきみ」「ハニートランポリン」「バカイズム 」の何が良いって、1つの作品としてコンセプトがしっかりしてるんですよね
アルバムでコンセプトがしっかり固められることはままあるんですけど、シングルCDでそれをやるんだから立派
「おかしなわたしとはちみつのきみ」はアニメ「だがしかし2」のエンディングになっているんですが、カップリングの「ハニートランポリン」ではアニソン界の松本隆(今考えた)こと畑亜貴を起用してバッチリはまっています
タイトルだけ見るとしょーもない脳筋臭のする「バカイズム 」もしっかりアニソンの風味を感じ、個人的には一番ツボ
長くなるのでそれぞれを掘り下げるのはやめておきますが、いずれもアニソンの本質をよく捉えているなぁと
今まではちロケが売れる未来なんて微塵も想像できませんでしたが、可能性があるとしたら間違いなくこの道、アニソンだと思います
アニメファンというのはアイドルがアニメに絡んでくることをとにかく嫌悪する生き物ですので、あまりお勧めできない険しい道ではあります
でもはちロケはスタダアイドルの中では比較的癖のない歌声ですので、調子に乗って声優なんかやらずに地道にタイアップを取って行けば、そのうちアニメファンにも受け入れられるんじゃないかと思います
ポニーキャニオンは音楽レーベルの中で一番と言って良いほどアニメと関わりが深いところですし、製作に携わってるアニメのタイアップは今後も期待できます
もしかしたらはちロケは唯一存在した正解の道を進んでるのかも知れません
とりあえずアニサマ出演を目標にしたらいいんじゃない
またとっちらかって着地点が分からなくなってきたのでライブの感想をそろそろ
3月3日はひなまつりだったので「おかしなわたしとはちみつのきみ」のときにひなあられを配っていました。ちゃんと踊ってよぅと思いました。おしまい。
続いて3月4日のイベント出演
おかしなわたしとはちみつのきみ
ハニートランポリン
バカイズム
走れ!
フレンドリーム
最後に「フレンドリーム」が足されただけで前日とセトリはほぼ同じ
それでも「おかしなわたしとはちみつのきみ」「ハニートランポリン」「バカイズム 」の流れが最高だったので文句ありません
嘘、文句あります
最後の「走れ!」「フレンドリーム」がマジでいらない
「走れ!」がスタダを代表する曲っていうのは分かりますが、正直ももクロ以外が歌ってもどうでもいい
というかももクロが歌ってもよほど特別なライブでない限り割とどうでもいい
確かに2010年~2012年あたりの「走れ!」には特別なものを感じましたが、それはその瞬間のももクロが特別だったわけで、「走れ!」という曲自体そこまで特別視する程のもんじゃないです
だからいい加減カバーするのやめたら
といってもはちロケにとっての特別な曲にしようとしてる「フレンドリーム」はそれに輪をかけてどうでもいい
どうでも良い曲を特別に扱うんじゃなくて、特別な曲を特別に扱おうよ
つまんないしもったいないよ
またまたとっちらかってきたのでもうやめまーす
「はちみつロケットの8時まではちロケ丼」見ながら書いたけど、オタクと生電話企画なんて誰が求めてるんでしょうね 気持ち悪いし
ばいばいばーい
TVアニメ「だがしかし2」 大好評放送中!
小林歌穂主演ドラマ「また来てマチ子の、恋はもうたくさんよ」感想その二 君を想いながらひとり歩いています
私立恵比寿中学 小林歌穂主演ドラマ「また来てマチ子の、恋はもうたくさんよ」についての感想
前回の続きです
前回は第9話時点での感想、今回は第10話(最終話)まで見たうえでの感想です
結論から言います
う~ん...うーん
最終話の内容をざっと書きますと、第9話でハブに噛まれたマチ子は平行世界の未来からやって来たマチ子で、ハブの予防接種してるので死んでませんでした 兄のタモツとカオリは披露宴当日にケンカをするものの、マチ子の説得により無事結婚してハッピーエンド
あらすじだけ見るとデウスエクスマキナ感ありますけど、9話までの物語の積み重ねがあるので、それ程突飛な展開というわけじゃありません
むしろ考え得る結末として一番無難で、置きにいってるくらいだと思います
ただ個人的にはあまり納得はしていません
第1話からマチ子の死を示唆したうえで第9話では松野莉奈も演出に取り入れておきながら、結局「死」をフィクションとして扱っているのがなんとも
過程はともかくとして、この物語の終着は「マチ子の死という現実を受け入れ、前を向いてハッピーエンド(結婚)を目指す」というものであって欲しかったなぁと
一番オーソドックスな展開としては「マチ子の死を受け入れられない兄のタモツがループを繰り返すなかで、マチ子の死は変えることのできない現実だと悟り、ハッピーエンド(結婚)へ向かう」という感じでしょうか
マチ子=松野莉奈とするなら、兄のタモツ=エビ中あるいはエビ中ファンあるいはその両方あるいは...となるかと思いますが、結局タモツは大した活躍もなく終わってしまいました(邪神を倒したくらいかな)
最終話で一気に活躍させるために第9話までは意図的に活躍を抑えていたのかと思ってましたが、結局最終話でもたいしてなにもせず
普通連続ドラマは11話~13話くらいありますので、マチ子もあと1~3話あればもっとタモツを掘り下げて表現できたのかなぁとも思います
少しメタ的な話をすると、マチ子に松野莉奈を投影してしまった以上、現実の世界で亡くなっているのにドラマの中でも死なせるのは、残された家族の気持ちを考えれば憚られるという思いはあるかと思います
それでも話の筋としてマチ子は死なせるべきだと思いますけどね
「現実を受け入れられない残された人たちが、虚構のハッピーエンドではっぴーぴー」というオチの方が死に対する侮辱だと感じますし、巡り巡って自身も馬鹿にされたような気持ちになります
第9話までは90点くらいのドラマでしたが、最終的には80点くらいかな
いろいろと書きましたが、最後が好みに合わなかったというだけで、全体としては展開に破綻もなくよく練られていてお腹いっぱい満足です
そこら辺の糞みたいなドラマに比べると十分見る価値はあるかと
以上、おわりー
DVD発売を機に追加エピソードでうまいこと補完してくれないかなぁ
ばいばいばーい
春が来た はーる はるるる はるー! 余った♪
【ライブレポ】ばってん少女隊出演「HAPPY JACK 2018」感想 どんな靴を履いてても歩けば僕の足跡 2018年3月17日
ばってん少女隊出演「HAPPY JACK 2018」を見てきました
HAPPY JACKとは熊本で開催されている微妙なレベルの音楽フェスです
名前を聞いたことがあるバンドは両手で数えられるくらい
なのでほぼメイン会場に張り付いて1日を過ごしました
というわけでざざっと感想書きます
アルカラ
恐らくヘッドライナーのthe pillowsに次いで知名度のあるバンド
興味はないので名前だけは知ってるけど曲を聴くのは初めて
曲はハードでなかなか盛り上がっていました
おっさんバンドですが、結構女性ファンの割合高めでチヤホヤされていました
うらやましい 〇ねばいいのに
キュウソネコカミやフレデリックもそうだけど、兵庫のバンドって曲といい雰囲気といいどことなく共通した何かがあるよね
あまり期待してませんでしたがなかなか楽しかったです
よかよかダンス
MEGRRY GO ROUND
乙女ノ手札
おっしょい!
己MYself
ますとばい!
特に良いところはありませんでしたがとりあえず
いつも通りというか、せっかく大き目のライブハウスでやるフェスなのにそこまでやる気は感じませんでした
たぶん知らない人が見ても「かわいい」くらいの感想しか持たなかったんじゃないかと思います
希山愛が激しく動いて髪飾り(鯛スケ 今日アルカラのおっさんに命名されたらしい)が取れたのは良かったね
愛ちゃんはしょっちゅうセットした髪を崩してる気がします
セトリは「よかよかダンス」→「MEGRRY GO ROUND」の流れで不安になったものの、そこからはバッチリとライブハウス向けの曲で組んできました
ここで「乙女ノ手札」を入れるのは少し勇気がいるけど芯のあるチョイスだと思います
「己MYself」は照明の力を借りれないとキツいね
年末のライブほど手の込んだ照明演出じゃなかったので微妙でした
来週から始まるリリイベに期待しましょう(新曲は不安しかないけど)
これまた初めて見るバンドです
たぶんこのバンドを聴いた人の9割は同じ感想持つと思いますが一応
「ミスチルやん」
歌詞、声質、声の張り方、全てがMr.Childrenっぽい
曲も面白くないときのミスチル感があって良い感じです(褒めてます)
桜井和寿は言うまでもなく超天才なわけですから、作詞作曲にしろ、歌唱にしろ、似せられるというだけで凄い才能だと思いますし、需要は結構あると思います
一つアドバイスするなら歌う時のくねくねが足りません
それなりにクネってましたけど、桜井和寿を100くねくねとするなら22くねくねくらいだったかな
モノマネ芸人としてもっと精進してください
ゲスの極み乙女。のベースのデブがやってるバンド
キーボード(メインボーカル)、キーボード(サブボーカル)、ベース、ギター、ドラム、コーラスという田舎のイベントにしては贅沢な編成でした
あまり褒めたくないけど、今日の出演陣で頭一つ抜けて演奏の技術は高いんじゃないかと思います
特にベース(デブ)がすごい
技術も遊び心もあって、演奏に迫力がありました
演奏中ほとんどデブにしか目が行かなかったくらいです
川谷絵音がやらかしてミュージシャンとしての出世は遅れてますが、10年後くらいには日本を代表するベーシストと呼ばれるようになってるかも知れません
メイド服を着た色物臭のするガールズバンド
でも曲を聴くと割と真摯にハードロックやってます
アイドルなのか、アーティストなのか
方向性で揉めて解散しないようにがんばってください
最近はそんなに聴いてないけど、私の音楽の好みに絶大な影響を与えてくれたバンドの一つ
10年前の時点でかなりジジイでしたが、今日見るともうおじいちゃんくらいになってました
次見る時は1人くらい亡くなってそうです
ライブはもう言うまでもなく素晴らしかった
曲数の多いご長寿バンドは斜に構えてあえて代表曲をやらなかったりするんですけど、しっかりと知名度の高い曲も織り交ぜたセトリになっていました
アンコールでの「Funny Bunny」→「ハイブリッド レインボウ」の流れとかベタだけど最高に気持ちいい
1ヶ月で2回も「Funny Bunny」をライブで聴くことになるとは
最後にフェスでは珍しくダブルアンコールもかかりましたが残念ながら失敗
ここで「ストレンジ カメレオン」でも来たら失神ものでした
やっぱthe pillowsって偉大だわ
以上、おわりー
なんだかんだどれも楽しめました
こういう微妙なフェスもいろいろと知れてたまにはいいね
ばいばいばーい
クネクネはほどほどに
小林歌穂主演ドラマ「また来てマチ子の、恋はもうたくさんよ」感想その一 時よ止まれ、汝は美しい
私立恵比寿中学 小林歌穂主演ドラマ「また来てマチ子の、恋はもうたくさんよ」も残すところあと一話となりました
全部終わってから感想書こうかと思いましたが、宣伝の意味も込めて先に書いておきます
このドラマについてまともに感想書こうと思ったら1万字くらいになりそうなので、できるだけ表面的にサラッと書いていきます
まず端的にこのドラマを類型すると「ワンシチュエーションコメディ」の「ループもの」です
脚本の土屋亮一は「ウレロシリーズ」や「甲殻不動戦記ロボサン」、エビ中の舞台「シアターシュリンプ」も手掛けているスタダDDにはお馴染みの作家
これらの作品はいずれもほぼワンシチュエーションで作られています
ワンシチュエーションの利点は何と言っても分かりやすさ、低予算にあります
代表的な作品を挙げるとすると映画なら「CUBE」「SAW」、コメディドラマなら「フルハウス」あたりでしょうか
ワンシチュエーションで低予算だからと言って面白くないかというと全くそんなことはありません
場面転換の多い映画やドラマが「広く浅く」とするなら、ワンシチュエーションは「狭く深く」
視覚的な面白さを犠牲にしている分、視聴者にも分かりやすく掘り下げて情報を伝えることができます
欅坂46主演「徳山大五郎を誰が殺したか?」やけやき坂46主演「Re:Mind」等々、ワンシチュエーションは近年のアイドルドラマの流行と言っていいかと思います
低予算かつ馬鹿でも理解しやすいんだからアイドルファンにはピッタリですね(棘)
さて、「また来てマチ子の、恋はもうたくさんよ」が厄介なのはワンシチュエーションに加えて「ループもの」という要素が付与されているところにあります
「ループもの」の特徴はワンシチュエーションとは対称的に「難解さ」にあります
例を挙げると洋画なら「バタフライエフェクト」、邦画なら「時をかける少女」あたりでしょうか
「ループもの」はとりわけ広義のサブカルとの親和性が高く、ライトノベルなら「All You Need Is Kill」「紫色のクオリア」「空ろの箱と零のマリア」、アニメなら「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」「魔法少女まどか☆マギカ」
特に数も質でも圧倒しているのがノベルゲー(とりわけエロゲ)で、「CROSS†CHANNEL」「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」「Ever17」「STEINS;GATE」「スマガ」「マブラヴ オルタネイティヴ」「ひぐらしのなく頃に」等々、例を挙げるときりがありません(ループにみせかけて...含む)
タイムパラドックスや並行世界、単なる時間遡行も含めれば「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「浦島太郎」やゲーテの「ファウスト」あたりも一種の「ループもの」になるかと思います
何が言いたいかというと、「ループもの」は上手く料理すれば後世に残るくらいの名作になり得るということです
もちろん下を見れば死屍累々、脚本の綻び一つで駄作にもなるめんどくさいジャンル、劇薬でもあります
マチ子の「ワンシチュエーションコメディ」+「ループもの」という組み合わせは、少なくとも私が触れてきた作品では初の試みだったと思います
サラッと書くと言ったのに長くなってきたので結論から
めっちゃええやん
予算、脚本、演者
100点とは言わないまでも、これらの要素における最大公約数的な物をみせてくれたんじゃないかと
何から書けばいいかというくらいいろいろあるんですけど、アイドルブログなのでとりあえず主演の私立恵比寿中学 小林歌穂について
まず演技は決して上手くありません
正直これから先も女優としてやっていくのは難しいかなぁと思います(これから劇的に上手くなるかも知れませんけどね!)
ただ、今回の作品においては演技の拙さも含めて上手く演出に落とし込まれています
演技が拙いがゆえにマチ子の純真無垢さ、天真爛漫さが際立っています
脚本の手柄と言ってしまえばそれまでですが、マチ子のキャスティングが小林歌穂であることに意味はあったと言えるでしょう
このドラマを語るうえでエビ中関連で言えば松野莉奈にも言及する必要があります
第一話の時点で「死」がテーマとして絡んできますし、意識していることは間違いありません
あまり直接的な表現は少ないですが、松野莉奈の出席番号と同じ第9話では小林歌穂演じるマチ子に「私、待つの」というセリフを入れています
こういうメタ表現は映画やドラマでは嫌われることが多いですし、実際私もあまり好きではありません(ももいろクローバーZ主演映画「幕が上がる」のカメオ出演とかね)
でも「また来てマチ子の、恋はもうたくさんよ」における松野莉奈の扱いはカメオ出演のようなものではなく、物語のテーマに最初から深く関わっており必然性があったわけです
もっと言えば主題歌の時点で既に松野莉奈の物語となっています(下の記事書いた時点では可能性の一つとしていますが間違いないでしょう 歌詞に陰や含みがある理由の説明にもなりますし)
うーん 長くなってきたので続きはやっぱり最終話終わってからにします
最終話の内容によっちゃこき下ろすかも知れませんけど、第9話を見た感じだと大丈夫そうです
理屈っぽく書いてますけど、9話の時点でボロ泣きです
以上、おわりー
書き始めの導入が長くて後半ダレる悪い癖
ばいばいばーい
ぽーちゃん、ぽーぽーぽーぽー