ときめき♡宣伝部「ときおとめ」感想 出来損ないのカメレオン
ときめき♡宣伝部のアルバム「ときおとめ」の感想です
私立恵比寿中学とばってん少女隊のアルバムのときはランキング形式にしてたけど、ずっと聴きこんでると順位は変動するものなので、もう順位付けすることはやめようと思います
なんか悔しいから「春の嵐」4位にしてますが、実際はどう考えても2位にしておかないとおかしいし
というわけでとき宣1stアルバム「ときおとめ」の感想です
とりあえず全曲感想書きますけど、良くも悪くもなかなかの問題作でした
曲数多いのでできるだけ簡潔に書きます
発売は今週水曜でしたが、先行配信で買ってるので2週間くらい聴きこんでいます
乙女のグロリアス
3rdシングルのカップリング「ビッグ☆バン」に似てるなぁと思ったら同じ作曲者
1曲目にこの曲を持ってくるというのはなかなかに攻めています
普通の感覚なら真ん中くらいに持ってくるような曲です
悪い曲じゃないし普通に良いんだけど、言ってしまえば劣化版「ビッグ☆バン」
あまり存在意義はないかも
ガンバ!!
メジャー1stシングル
どうでもいい
一昨年の大宮ソニックシティで初披露された楽曲がようやく収録されました
作曲:横山克 作詞:只野菜摘 という置きに行った布陣でアホみたいに攻めた楽曲
歌うのも難しいし、曲自体良いのかどうかすらよく分からん
とき宣の情報あまり追ってないから知らんけど、恐らくライブでは干されてるんじゃないでしょうか
はっきり言って失敗作です
どどどどどりーまー
メジャー2ndシングル
SWEET SWEET DAYS
作詞作曲はWACKでお馴染みの松隈ケンタ
WACK感がーとか、松隈ケンタ感がーというより、ストレートにBiSH臭が尋常じゃないです
というのもBiSHのメインボーカルであるアイナ・ジ・エンドと同じくハスキーな声をした小高サラの歌割りがこの曲だけ明らかに多いんです
どう考えてもBiSHを意識してるよね
曲自体は悪くないし、恐らくこれから人気曲になるんでしょうけど、この姿勢が気に食わないしムカつきます
ただのBiSHへの敗北宣言としか思えません
まぁ客観的に人気を比べるとトリプルスコアくらい差をつけられてるんでしょうけど、BiSHごときに頭を垂れるなんてプライドはないんですかね
せっかく良い曲なんだから中途半端に真似なんかせずにとき宣らしく歌って欲しかったです
松隈ケンタもBiSHらしい良い曲作ったなら素直にBiSHに提供すればいいのに
BiSHが歌ってたら褒めてたと思います
遠くであがる花火 二人ならんで見てた
安易に使ったら音楽マニアに文句言われそうだけど、プログレ的な展開の多い構成
一時期アニソン界隈ではプチ流行してましたが、アイドルの楽曲としてはまぁまぁ珍しいかも
イメージとしてはMaison book girlあたりが取り入れてそう
評価自体難しいのであまり書きたくありませんが、好きか嫌いかで言えば割と好きです
16曲もあるんだから、1曲くらいこういう方向で攻めるのは飽きさせないために面白い試みだと思います
プリンセスプリンセスプリンセス
コンセプト的にチームしゃちほこの元メンバー安藤ゆずがメインで歌ってる「私がセンター」という曲を思い出します
「姫」という単語は淫語の隠語としてよく使われるので、それを主題に使われるとなんかいろいろと想像が掻き立てられます
一曲前の「遠くであがる花火 二人ならんで見てた」から引き続き、これまた展開が多彩です
ラストの辻野かなみの「隙あらばセンター頂きます! フフフッ♪」がとにかく可愛い
ブスが「隙あらばセンター頂きます! デュフフッ♪」とか言ってたらぶん殴りたくなるけど、可愛いは正義ですね
正義の反対はまた別の正義とか言いますけど、正義の反対はブスということでしょう
PaPiPoPiポップガール
意味不明で電波ソング感がありますが、そこまで振り切れてないので、どういう気持ちで聴けばいいのか良くわかりません
たぶん干される気がします
TRAP
3rdシングル「DEADHEAT」っぽいなぁと思ったらやはり同じ作詞作曲
とき宣の制作陣は分かりやすいです(「プリンセスプリンセスプリンセス」も同じ人関わってるのは気付かなかったけど...)
まぁそれだけです
あいにきちゃった
アイドルとしては普通の曲なんですけど、スタダアイドルでは意外と珍しい雰囲気で逆に新鮮だったりします
ちょっと胃もたれするというか苦手ですけども(曲が悪いという意味ではありません)
キタコレ!モーニング
結構前からある曲だけど遂に音源化(限定配信とかされてたら知らん)
正直この曲のためだけにアルバム買っても良いと思います
とき宣で一番の名曲といえば「ぴょんぴょん」みたいな風潮がありますが、「キタコレ!モーニング」も負けず劣らずの名曲
聴いてるだけで泣きそうになります
『ガリレオ格言 有名な言葉「ほほー」』という歌詞にどういう意味が込められているのか、未だに理解に至りません
別に歌割りが多いわけでも印象的なフレーズがあるわけでもないのに、この曲を聴くとなぜか永坂真心のことを思い出します
トウメイ恋心(ハート)
まっすぐ正直に恋心を歌った曲
変化球に慣れるとこういう直球がグサグサ刺さります
演奏も無駄に捻らずに素直
間奏のピアノもシンプルにかっこいい
そうだよ これでいいんだよ
バンド+オーケストラの演奏をバックにライブでやってくれたら最高に気持ち良いと思います
実現するのはあと何年先でしょうか
すきっ!
MVが作られているしアルバムのリードトラックなのかな?
とき宣のメンヘラ具合が大変よく表現されてます
サビでひたすら好きを繰り返すのもそうですが、「君と幼なじみで産まれたい 徒歩2分に住んでて欲しい」の部分なんてほんと恐怖
とき宣の本質をよく捉えていると思います
This is とき宣
DEADHEAT
メジャー3rdシングル
別に悪くはないけど 別に
そんな毎日
少女劇団いとをかしの楽曲
「うるせえ」「ざけんな」「アホづら」「糞ババア」等々、バラード調で汚い歌詞を歌うというシュールギャグを狙っただけのコミックソング
エンタの神様あたりでしょーもない芸人がこんなネタやってそう
私の道
「ゴーラス」のときの曲...だったっけ?
CDには入っておらず配信限定です
あまり伝わらないかも知れないけど、00年代後半のエロゲのエンディングはこういうメロディの楽曲多かったよなーという、どこか懐かしい気持ちになる楽曲
雰囲気的には丸戸史明案件の「ショコラ」「パルフェ」「この青空に約束を」辺りを彷彿とさせます
メロディ的にはタカヒロ案件の「つよきす」や「君が主で執事が俺で」を思い出すけど、なんかもっとずばり似てるヤツがあった気がするんだよなー
歳を取ると記憶を引き出しからなかなか取り出せなくなってもどかしい
以上、おわりー
よくぞこれだけの楽曲を集めたなーと言いたいところですが、アルバムとしてはそんなに完成度は高くないと思います
1曲1曲は悪くないけど、なんかアルバムとしてのコンセプトが見えないというか、ストレートに言って芯がありません
頑張って良い曲をかき集めて並べて、それで満足して終わりという感じのアルバムです
もっと制作に時間をかけて練れていれば名盤になれるポテンシャルはあったと思います
というか簡単な話4曲程度削るだけで一気に完成度あがります
なんで16曲(CDなら15曲)も収録しちゃったのか意図がよく分かりません
うーん もったいない
気が長くてとき宣がよっぽど好きな人なら名盤に感じるかもね
「キタコレ!モーニング」→「トウメイ恋心(ハート)」→「すきっ!」の流れは素晴らしいからもっと褒めたいんだけど、そこに集中し過ぎている分前半がどうしても苦痛に感じてしまいます
あとやっぱり「SWEET SWEET DAYS」がどう頑張っても不快で無理
絶対人気曲になってライブでやりまくる気がするからこわいよー
ばいばいばーい
隙あらばセンター頂きます! デュフフフフッ♪