乃木坂46出演 映画「あさひなぐ」感想 明日から本気出す
といっても公開翌日の舞台挨拶回に行ったのでかなり今更の感想ですけど
感想自体書くつもりなかったものの、今日の長崎のばっしょーに急遽仕事でいけなくなり激おこ徒然丸なのでなんとなく書きます
ちなみに原作は未読です
とりあえずいきなりですが採点します
どぅるるるるるるるるるるる どぅん!
55点
そんなに悪くなかった
でもそんなに良くもなかった
積極的に人に薦めることはないかなといったところ
まず乃木坂46メンバーの演技については良い意味でも悪い意味でもそんなに特筆するところはありません
ひっどい演技のアイドル映画なんて腐るほどありますので、それらと比べると十分に合格点です
「初森ベマーズ」の頃と比べても成長しています
ただ、色眼鏡を外し、女優として見ると特段秀でているわけではありませんでした
まぁ、あえていうなら伊藤万理華くらいでしょうか
主要キャストで一番キャラが薄い役割なのに、しっかりと存在感を出しつつ物語に溶け込んでいたと思います
なぎなたについては詳しくありませんが、試合は違和感なく見れました
ある程度ちゃんと練習してるのは伝わりましたのでそこは好感
スポーツものでここが駄目だとそれ以外がどんなに良くても興醒めですからね
脚本も展開がスポ根のテンプレ臭が凄いですけど、限られた時間でうまいこと形にしてるなーといった感じです
と、ここまで書いた内容だと70点くらいありそうな感想ですけど、そもそも致命的な問題があります
作品自体が映画に向いてない
これ言っちゃ終わりなんですけど、たぶん映画の尺に抑えるのがそもそも無謀な作品なんだと思います(原作知らないけど)
恐らく原作は主人公(と周りの人たち)の成長物語であり、登場人物それぞれが様々な背景を持ち、そこに対しての葛藤がある
技術的なところよりも精神的な成長を軸にした物語なんだと思います(原作知らないけど)
複数人の精神的な成長を描き切るなんて通常の映画の尺じゃどだい無理な話で、せめてドラマでやるべきです
桜井玲香演じる八十村将子なんて絶対複雑な過去があるはずなのに、ふつーに入部してふつーになぎなたやってるから何も感情移入できません
まぁ八十村くらいは尺の関係で目をつぶったとしても、どんなに尺がきつくても背景描写を絶対に削ってはいけないキャストが一人います
生田絵梨花演じる一堂寧々です
この映画の最後のカタルシスは成長した主人公が一堂を倒すという分かりやすいものなんですけど、一堂という人物についてほとんど描かれていないので何の感情も湧いてきません
一堂の今に至る過去が少しでも見えていれば、一堂が負けたことに対して心を揺さぶられるでしょうし、試合後に座り込み落ち込む姿に感動します
そこで先輩が良い感じに声をかけたりなんかすると泣いてしまうかも知れません
「ねねたん がんばえ!」と絶叫するかも知れません
正直、3年生が最後の試合で負けて後輩がいないところで号泣するという序盤のベタなシーンの方がよっぽどくるものがありました
あと細かい部分かも知れませんが、主人公の恋している相手が三枚目俳優というのがちょっと不快です
「お前たちアイドルオタクは恋愛相手をイケメンにすると嫉妬するんだろ?」みたいなメッセージをどうしても感じてしまいます
アイドル映画としてではなく一つの映画として評価したいのに、結局制作側としてはアイドル映画という位置づけなのかなぁと思わされます
まぁ別にいいですけど 別に
以上、おわりー
他にもいろいろ良い部分でも悪い部分でもいうことありますけど、このくらいでやめておきます
総括「ドラマにしておけばよかったものを...」
ばいばいばーい
いつかできるからいつかやるの精神で生きています